
ラウラ・ジェムサー
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ダマートの「カリギュラ2」をローマで撮影しているとき、 「愛のエマニエル」以来の彼女のファンだというバート・レイノルズ (さすがアメリカン・マッチョの代表レイノルズ、良い趣味してるゼ!)が セットを訪問、撮影が終わり次第、彼の次回作にヒロインとして 出演して貰えるよう熱烈なアタックを続けていたという。 (実際の旦那G・ティンティはレイノルズとジェムサーに ジェラシーの嵐だったというが、結局は映画の方は実現せず??) 彼女の名前は読み方によってラウラ・ジェムセルとか、 ローラ・ゲムサー、ローラ・ジェムセールとも表記されている事がある。 それ以外に変名として、Moira Chen、Laura M. Gemser、 Laurette Marcia Gemser等を使うこともある。 80年代の後半から彼女は次第に女優業から遠ざかり、 せいぜいダマートの映画で小さな役を演じる程度の活動に なってしまったのは非常に残念である。 やはりダマートと交流の深いジョージ・イーストマンの初監督作品 「バイオドロイド/恐怖の生体実験」で、場末バーの売春女役で 顔を見せていたが、月日の流れは残酷だなぁという印象だった。 その後、彼女はダマート映画の裏方として主に衣装デザインを 担当するようになった。フルチの遺作「ヘルクラッシュ: 地獄の霊柩車」にも彼女の名前がクレジットされている。 彼女の研究本によると、出演作は57本もあるそうで、 |
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<フィルモグラフィ>
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「Una Tenera Storia」(1992)
aka:Love Project
●女優、ラウラ・ジェムサーとしての最後の出演作。
「魔宮神話/レジェンド・オブ・サンダー(V)」(1990)
Quest for the Mighty Sword
aka: Ator III: The Hobgoblin
: Ator l'invincible / The Quest

イタリア映画/カラー・95分
日本劇場未公開/ビデオ発売(株:フロムスクラッチ)
監督・脚本:デヴィッド・ヒルズ[アリスティーデ・マサチェッシ]
撮影:フェデリコ・スロニスコ
音楽:カルロ・マリア・コルディオ
出演:
エリック・アラン・クレイマー/ラウラ・ジェムサー/
マーガレット・レンジー/マリザ・メル/クリス・マーフィ/ドナル・オブライエン
●ダマートが監督したヒロイック・ファンタジー。
「アトー」シリーズの3作目。遥か遠い、神話の時代。
邪悪な王ソーンに父を殺されたアキリ国の王子アトー(劇中ではエイトー)は、
アマゾネスの予言者ネフェレに導びかれ、聖なる"グラールの剣"を手に
ソーンに捕われた美しい女剣士デアニラを救出する旅に出る。
途中、双頭のロボット剣士、火を吹くドラゴンらを倒しながら戦いを続け、
遂にデアニラを救い出す。しかし西の王ガンターが彼女を誘拐、
卑劣なその行いにアトーの怒りは爆発。壮絶なラストバトルの幕が開く!
ジェムサーは東の王女グリミルダの役。冷血な性格ながら
アトーを見染めてデアニラに化けたりとそれなりに見せ場もアリ。
あとはDrブッチャー=D・オブライエンの悪役ぶり、
92年に死去した「黄金の眼」のイタリアン・セクシー、
M・メルの出演(もしかしてこの映画、彼女の遺作?!)もお楽しみ。
音楽はC級映画でお馴染みカルロ・マリア・コルディーオ。

変なブツブツ顔が印象的な王様D・オブライエン(左)。趣味は陶芸。
老けた木の実ナナ風のM・メル(右)。本篇に一切アップがないのもナットク?

分り難い画像ですが、左は火を吹くドラゴン(度重なる再利用でヨレヨレ?)。
右はアトーの剣で真っ二つにされる小人。こっちは「トロル2」の使いまわし?
「La
Stanza della parole」(1990)
aka:The Room of Words
●クレジットなし。カメオ出演のみ。
「High Finance
Woman」(1989)
aka :La Signora di Wall Street
:The Loves of a Wall Street Woman
●クレジットなし。フッカー(娼婦ね)役。
「プレイガールQ/黒い下着の女(V)」(1989)
Any Time, Any Play 」
aka: Dove vuoi quando vuoi (伊題)

イタリア映画/カラー・81分
日本公開1991年2月(配給:ニューセレクト)
監督:ジョー・ダマト[アリスティーデ・マサチェッシ]
脚本:マーク・カーペンター/ヘレン・ドレイク
撮影:フェデリコ・スロニスコ
音楽:ピエロ・モンタナリ
出演:ルース・コリンズ/ロバート・ラブロッセ/
ルイス・エリアス/ウェイン・キャンプ/ラウラ・ジェムサー
●ダマートが監督したエロティック映画。
M・モンローの再来という触れ込みの大型新人=ルース・コリンズ扮する
ナイトクラブの歌姫を巡って、愛憎入り交るドロドロ・ロマンスが展開する。

ジェムサーはブティックの女店員役(多分、このショットの右人物)。
が、テレシネが悪くて顔すら判別できず。当然ながらクレジットなし。
「ブルー・エンジェル・カフェ(V)」(1987/89?)
Blue Angel Cafe
aka: Object of Desire

イタリア映画/カラー・94分
日本公開1989年11月(配給:ヒューマックス)
監督:ジョー・ダマト[アリスティーデ・マサチェッシ]
製作:ドナテラ・ドナティ
原作:ダニエル・デイヴィス/ローレンス・アビー
撮影:フェデリコ・スロニスコ
音楽:バハミアン
出演:タラ・バックマン/リチャード・ブラウン/
リック・アンソニー・マンロー/ジェイン・グレイ/ラウラ・ジェムサー
●ダマートが「嘆きの天使」を下敷きに監督したエロティック映画。
<ブルーエンジェルカフェ>で歌う貧しい生まれの歌手アンジー
(タラ・バックマン)は、様々な男と付き合ってきたが、誰も彼女のことを
真剣に愛してくれた者は居なかった。ある日彼女はデレック(リチャード・
ブラウン)という青年の姿を客席に見つける。
彼は弁護士で選挙運動に奔走しており、次期知事の有力候補だった。
アンジーはデレックに惹かれたが、それ以上に彼の社会的地位に対する
打算が働いた。デレックには妻がいたが、アンジーはそれを承知で近づき
デレックは彼女の強引な態度に押し切られ、公然と愛人関係をなった。
二人の関係は許されぬ愛とマスコミにも報道され、逃避行の果て
デレックは地位を失い、アンジーは売春婦まがいの仕事をして
自分を売り込んだが、全ては裏目に出て結局デレックは妻とよりを戻し、
アンジーは落ち目の歌手になってしまう。しかしブルーエンジェル・カフェは
彼女を暖かく迎えた。歌う彼女の目にはいつしか涙が浮かんでいた・・・。
ダマートが撮ったエロティック物としては、わりとマトモな方の作品。
主演のT・バックマンは「悪魔のサンタクロース・惨殺の斧」(84)や、
「ネバー・トゥー・ヤング」(86)、「ブロンドは背徳の香り」(89)、
「エイリアン・ウォーズ」(91)に出ていたC級映画女優。
音楽はダマートの作品専属のグループ?バハミアン。

ジェムサーは往年のエマニュエルを思わす女性カメラマン役。
クレジットはないけど、アップはけっこうアリ。
「女は娼婦(V)」(1988〜89)
Dirty Love
aka:Il Colore Dell'Amore

イタリア映画/カラー・92分
日本公開1989年7月(配給:ヒューマックス)
監督:ジョー・ダマト[アリスティーデ・マサチェッシ]
脚本:ダニエル・デイヴィス
撮影:フェデリコ・スロニスコ
音楽:バハミアン
出演:ヴァレンティーヌ・デミー/カリー・ホランド/
チャック・ペイトン/リサ・ローウェンスタイン/ラウラ・ジェムサー
●ダマートが監督した「フラッシュダンス」+「コーラスライン」風の
エロティック映画。しかし後半は思ったよりドロドロのイヤな雰囲気に。
主演は「背徳の火遊び」のヴァレンタイン・デミー。

この顔(左)でダンサー志望、ポジティヴ思考の頑張り娘ってのは無理。
でもダンサーなので廊下でも踊る(右)。画面の奥でコックも踊る。
22歳の大金持ち娘テリー(デミー)は、両親の反対を押し切って
都会へ旅立ちダンサーを目指す。性に奔放なテリーはある時、
暴漢に襲われたところを助けてくれたハンサムな建築家ロバート
(カリー・ホーランド)を愛するようになる。テリーは翌日からレッスンを始め、
スーザン(リサ・ローエンシュタイン)という娘とルームメイトになる。
ロバートと再会したテリーは彼を受け入れ、愛人関係を結ぶ。
一方スーザンは売春と麻薬で転落の一途を辿り、テリーは友人を救うために
ロバートから大金を借りる。しかしこれはロバートの策略で、テリーに
弁護士ウィルソンとベッドを共にし、その情事をキャメラに撮って脅迫する
計画の一端を担うように強要する。図に乗ったロバートはテリーに売春を迫り、
運悪くスーザンが自殺未遂を起こしたことで、また金が必要になり
テリーは頭を抱える。そんな彼女にオーディションの日にちが迫ってくる・・・。
全体的に描写が冗長で、かったるいわりに男性ストリップが
えんえんと流れてたりして良く分んない仕上り。音楽はバハミアン。

同じダンス教室にはチャック・ペイトン(aka:ジェフ・ストライカー)の姿も(上)。
エッチ映画なのに濡れ場なし。ポルノ俳優(ゲイ専門だけど)なのにねぇ・・・。

ジェムサーはマッサージ師の役でノンクレジット出演。
横になったデミーのボディをモミモミする。
「煉獄アムール(V)」(1987〜88)
Riflessi di luce

イタリア映画/カラー・98分
日本公開1988年12月(配給:アルバトロス)
監督:マリオ・ビアンキ
製作:マリオ・ディ・ノイア
原案・脚本:フランチェスコ・ヴァリテュッチ
撮影:レモ・グリサンティ
音楽:ジャンニ・スポジット
出演:パメラ・プラティ/ガブリエル・ティンティ/ジェシカ・ムーア/
ラウラ・ジェムサー/ガブリエレ・ゴリ
●ルチオ・フルチの監督作だと思われているゴア映画
「新・ゾンゲリア」を監督したマリオ・ビアンキの作品。
ビアンキは本来エロティック映画が得意みたいで、
他に「誘惑の館」(86)などがビデオで見られる。
半身不髄の作曲家フェデリコ(G・ティンティ)の家庭は冷え切っていた。
彼の心は最愛の恋人(ジェムサー)の死を目撃してから暗い影に覆われ、
妻マルタ(「ギルダ/暗黒街の情婦」(89)のグラマー女優パメラ・プラティ)、
息子マルチェロとも距離を置いたまま。肉欲を押さえられない妻は
女友達とのレズプレイに浸り、家族の絆は崩壊寸前に。
だが、マルチェロに美しい恋人(ジェシカ・ムーア)ができたことで、
一家はそれぞれに大きな転機を迎える・・・。

回想場面に出てくる
G・ティンティの元彼女キアラ=ジェムサー(全裸水泳中に溺死)。
他にも濃い感じの女優が勢揃い(下右はダマート映画の常連、ジェシカ・ムーア)。

「思春期のオマージュ/萠え盛る熱き憶い(V)」(1987)
Delizia
イタリア映画/カラー・85分
/日本未公開(ビデオ:徳間ジャパン)
監督・撮影:ダリオ・ドナッティ[アリスティーデ・マサチェッシ]
脚本:リカルド・ジョネ
出演:ティーニ・カンシーノ/ルカ・ジョルダーナ
●J・ダマートのソフトエロス作品。
主人公は思春期まっさかりの青年クラウディオ。
遺産相続のためにイタリアを訪れた売れっ子モデル、
キャロル(カンシーノ)が自分のいとこだと知った彼が、
恋の成就を目指して奮闘する。

キャロルの恋人で、米人カメラマンのブライアン(左写真の男)が
彼女の留守中にイチャイチャするGF、それがジェムサーの役どころ。
もちろんクレジットなしの出演。右は浮気を知ってガックリ来るキャロル。
「アフタヌーン:昼下がりの媚薬(V)」(1987)
Afternoon
aka: 11 Days, 11 Night Part III:The
Final Chapter
: Pomeriggio caldo (伊題)

イタリア映画/カラー・90分
日本公開1989年7月(配給:JAVN提供/松竹富士)
監督:ジョー・ダマト[アリスティーデ・マサチェッシ]
脚本:デヴィッド・レッセガイア
撮影:フェデリコ・スロニスコ
音楽:ピエロ・モンタナリ
出演:アレン・コート/ヴァレンティーヌ・デミー/
ケリー・サリー/ロバート・ラブロッセ/ラウラ・ジェムサー
●J・ダマート監督がニューオリンズを舞台に撮り上げたエロティック映画。
ある宗教儀式を取材すべく、妻のコニーと共にニューオリンズにやって来た
記者のコートニー。だが妻は教団の男に襲われ、体を奪われてしまう。
教団の虜となった妻を取り戻すため、コートニーはひとり、教団に戦いを挑むが・・・。
ジェムサーはニューオリンズで行われる儀式のシーンで、
焚き火の回りをクルクルと踊りまわる女性の役。当然ながらクレジットなし。
プロットの雰囲気はダマートの旧作「Orgasmo Nero」風。
題名だけ見ると「11デイズ」物の最終章のようだが、
サスペンス調の内容がちょっとだけ奇妙な味わいを残す作品。

いかにも怪しげな集まり(左)で踊るジェムサー(右)。
「恐怖の生体実験(バイオドロイド(V))」
(1987)
Metamorphosis

●ジョージ・イーストマンがG・L・イーストマン名義で監督した
バイオSFホラー映画。遺伝子操作で不老不死を得ようとした
若き天才科学者ピーター・ハウスマン(レブロック)は、自らを実験台に
生体実験に挑むが失敗。彼の遺伝子はひたすら退化を繰り返すうち、
意外な物にまで先祖返りしてしまう。まずは目の色が変わり、
続いて50歳代へ急激に老化。やがては恐竜になってしまう特殊効果を
担当したのは「ブロンクスからの脱出」(83)のマウリッツィオ・トラーニ。
主演は「バトル・ヘルハウス」「ヘルダミアン3」のジーン・レブロック。
撮影にL・バーヴァの映画から「殺人ルーツ・ザイリアン」(89)を経て
「レスリー・ニールセン/裸のローマ帝国20001/2前」(94)にまで
出世?したジャンロレンゾ・バッタグリア。
主人公を助けようと奮闘するヒロインがシングルマザーである辺りは
ちょっとダマート映画っぽい?ジェムサーは酒場にたむろする売春女の役。
ホテルにしけ込んだ時にピーターに暴行され、顔面がクチャクチャに
変形するまで嬲られる役柄に捨て身の熱演で挑んでます。


誘惑(上左)の後、暴行(上右)。で、血まみれ(下左)、再会して激怒(下右)。
「トップ・モデル/魔性の女」(1987)
Top Model
イタリア映画/カラー・88分
日本公開1989年1月(配給:ジョイパック)
監督・製作:ジョー・ダマト[アリスティーデ・マサチェッシ]
脚本:サラ・アスプルーン/グロリア・マイルズ
撮影:フレッド・スロニスコ・Jr
音楽:ピエロ・モンタナリ
出演:ジェシカ・ムーア/ジェームズ・サッターフィールド/
アル・デュガス/ラウラ・ジェムサー/
ジェイソン・ソーシアー/リン・ガスライト
●J・ダマートが監督したエロティック映画。舞台はニューオリンズ。
ディキシー・ジャズや前衛調のアルト・サックスをフィーチャーして
不思議な効果を出している。
作家のサラ(J・ムーア)は上流社会の男たちのセックスの実体を
題材にした小説を書く計画を練っていた。彼女の提案に乗った
編集者のドロシー(L・ジェムサー)の協力で、二人は取材のために
グロリアとイヴという源氏名で売春宿を始める。
グロリアは売れっ子コールガールとなり、大勢の男とベッドを共にする。
彼女達のクラブは大繁盛するが、サラの別れた夫が彼女のセカンド・
ビジネスに気付き始めた事もあって、やがてサラは商売に疑問を持つようになる。
経営者となったドロシーは多忙な業務をさばくのに、プログラマーのクリフ
(J・サッターフィールド)という若者を雇った。
サラは内気で純情そうなクリフに恋心を抱くが、彼は実はホモだった。
サラは彼女の豊満な肉体に物を言わせ、何度目かの性交渉で
ようやくクリフを一人前の男に成長させる。しかしクリフにはまだ、ホモの恋人
ジェイソンの存在が心に引っかかっていた。
ニューオリンズを去る、というクリフに付いていくことで、娼婦から
足を洗おうと決心したサラが空港で見たものは、ジェイソンと仲良さそうに
タクシーに乗り込むクリフの姿だった。傷心したサラはドロシーに電話をかけ
「また商売を始めましょう」と涙をこらえて笑う。彼女の背後からクリフが
現れたのは、その時だった。彼はサラを選んだのだ。
二人は心から晴れ晴れとした気持ちでお互いをかたく抱きしめ合うのだった。
基本的に脂の乗り切った(イヤらしい書き方でゴメン)J・ムーアの
セクシーっぷりを楽しむ映画。「尼僧白書」(86)、「イレブン・ナイツ」(87)、
「新ゾンゲリア」(90)に出演し、百戦錬磨の彼女が
どう考えても作家には見えない、なんてヤボは言いっこなし。
冒頭始まってすぐのマネキン・オブジェとの疑似ファックに始まり、
黒人とのローションプレイや、カウボーイとの複数セックスなど、
それなりに見せ場はあるが、ハードな物ではなく、セックス場面に延々と
ノリの良い音楽が垂れ流しになっているダマートっぽい洒落た(でも安い)構成。
ニューオリンズの風景は、ロケとしてかなり効果を上げている。
ジェサーの演じる女性編集者ドロシー(相変わらず編集者っぽい仕事は
一切せず・・・)は劇中で殆ど裸にはならず、せいぜい後半でグロリアと一緒に
ホテルでカウボーイと称するおっさんと、下着姿でお馬さんプレイをする程度。
顔は昔と余り変わらないが、髪型がおばさんっぽくてちょっとガッカリ。
音楽は「ゴーストハウス」のピエロ・モンタナリ。最近の情報だと
J・ムーアは映画界を引退してしまったようだ。
「インモラル・ストーリー・オブ・O/O夫人の背徳(V)」(1986)
Voglia di guardare
aka: Christina / Midnight
Gigolo
:Peep-Show
イタリア映画/カラー・90分
日本劇場未公開/ビデオ発売
監督・撮影:ジョー・ダマト[アリステッド・マサセッシ]
脚本:アリステッド・マサセッシ/ドナテラ・ドナティ
音楽:グイド・アネッリ/ステファノ・マイネッティ
出演:ジェニー・タンブリ/リリー・カラーチ/マリノ・マッセ/
ラウラ・ジェムサー/アルディナ・マルターノ/セバスチャーノ・ソマ
●「O嬢の物語」シリーズの後日談的内容のエロティックものとして
宣伝されたダマートの監督作(脚本もダマートがドナッテラ・ドナーティと
共同で・・・っていうか自分で?執筆している)。音楽に「サンゲリア2」
「ラットマン」「タロス・ザ・マミー」と順調に化けた?
ステファーノ・マイネッティがクレジットされているのも注目。
フルチの「ザ・サイキック」でマルク・ポレルの秘書役で出演していた
(って言ってもピンと来ません?)ジェニー・タンブリが主演。
タンブリはダマートがカメラを担当した「秘められた好奇心」や、
レダンプションから発売されているナン物「罪深き尼僧の悶え」に
出演していた女優さん。脇に「フェラーリの鷹」や数々のお色気映画で
主役を張ったポルノ女優、リリ・カラーチと、お馴染みガブリエレ・ティンティ。
あまりの忙しさから来るストレスで不能となり、そのせいで
性倒錯者となってしまった医者。彼を夫に持つ美人妻クリスティアーナは、
自分も欲求不満からアンドレアという男と情事を重ねるようになる。
夫に気付かれないよう、背徳の行為を続けるクリスティアーナ。
しかし、全ては夫が自分の快楽の為に仕組んだ罠だった。
全てを悟ったクリスティアーナは夫とアンドレアに華麗な復讐を仕掛ける。
「誘惑のオブセッション/白い肌の淫らな幻想」(1985)
Il Piacere
aka: The Pleasure

イタリア映画/カラー・90分
日本劇場未公開/ビデオ発売
監督:ジョー・ダマト[アリステッド・マサセッシ]
脚本:クラウディオ・フラガッソ/オメルス・S・ツィタグ
撮影:アリステッド・マサセッシ
出演:イザベラ・アンドレア・ガゾン/ラウラ・ジェムサー/
スティーヴ・ワイラー/マルコ・マッテイオリ/
リリー・カラーチ/ダグマー・ラッサンダール
●J・ダマートが監督したエロティック映画。
ジェムサーはハウナニ(エキゾチック系命名?)役。
往年(と言っては失礼か?)のセクシー女優で、
ファンにはフルチの「墓地裏の家」や「恐怖!黒猫」でお馴染みの
ダグマー・ラッセンダールもチョイ役で出演。
第二次世界大戦直前のイタリア。貴族のジェラルドは美貌の妻
レオノーラと快楽に溺れていた。しかし妻の死によって
ジェラルドは苦悩の日々を送ることになる。
そんなある日、亡き妻の娘ユルスラと出会ったジェラルドは
我が目を疑った。彼女は妻にそっくりだったのだ。
彼女は自分の処女を父親に捧げることを決心するが、
父親は血のつながらない娘の裸体の前で躊躇するばかり。
自分の魅力に自信を失ったユルスラは、母の友人がベネチアで
経営する売春宿に弟を連れて家出し、そこで男に抱ようとする。
しかし、そこにやって来たのは他ならぬ、ジェラルドだった・・・。

ちょっと自信ないけど、上のバケモノみたいのがジェムサーだよね?
共演は「大人になる前に・・・」のリリ・カラーチ(上右)。
下左はジェムサー&カラーチのからみ。下右はやはり化け物っぽいD・ラセンダール。

「Porno
amore esotico 」(1985)
●ジェムサーはエヴァ役。
「欲望の小部屋(V)」(1984)
L'Alcova
aka: The Alcove
イタリア映画/カラー・97分
日本劇場未公開/ビデオ発売(コロムビア)
監督:ジョー・ダマト[アリスティーデ・マサチェッシ]
脚本:ウーゴ・モレッティ
撮影:フェデリコ・スロニスコ
音楽:マヌエル・デ・シーカ
出演:リリー・カラーチ/ラウラ・ジェムサー/
アニー・ベル/アル・クライヴァー/ロベルト・カルーソー
●J・ダマート監督のエロス映画。ジェムサーはザバル役。
アフリカ戦争から帰ったエリオ(クライヴァー)は、戦利品として多くの土産と共に
美しいアフリカ女、ザバルを連れて帰った。だが、彼女は男のみならず、
エリオの妻アレキサンドラ(カラーチ)、秘書のベルマ(ベル)までをも虜にしていく。
そして遂にある晩、ザバルの恐ろしい復讐が幕を開けた・・・。
日本では<愛の妖精>のニック・ネームで衝撃的なデビューを
果たしたアニー・ベルも出演。その後は次第に落ちていったようだが、
こんな映画にも出てたんですね。ベルとは「卒業生」で共演した
アル・サンゲリア・クリヴァー、「フェラーリの鷹」(76)、「チッチョリーナの
私の肉体が渇く時」(80)、「アレで頭がいっぱい」(86)、
「白夜の好奇心」(89)等に出ていたリリー・カラーチらが顔を揃えている。
「女囚エマニュエル(V)」(1983)
Blade Violent
aka: Emmanuelle Escapes from
Hell
: I Violenti (伊別題)
: Women's Prison Massacre

イタリア=フランス合作/カラー・89分
日本劇場未公開/ビデオ(東芝映像ソフト)
監督:ジルベール・ルッセル[ブルーノ・マッティ]
製作:ジャン・ルフェイト
脚本:クラウディオ・フラガッソ/オリヴィエ・ルフェイト
撮影:アンリ・フロジェ
音楽:ルイジ・セカレッリ
出演:ラウラ・ジェムサー/ガブリエル・ティンティ/
カルロ・デ・メイヨ/ラウル・キャブレラ/ロレーヌ・ド・セル/
ウルスラ・フロレス/アントネッラ・ジャコミニ/
マリア・ロマノ/フランカ・ストッピ
●監督のジルベール・ルッセルとはブルーノ・マッティの変名。
題名から分かるように、内容は女囚物。
ジェムサーはタイトルロールのエマニュエル役。
女囚達の情念が渦巻く女刑務所。そこでは残忍な女看守の支配の元、
様々な暴力行為が行われていた。無実の罪で投獄されたエマニュエルは
女囚達の先頭に立って、看守の暴虐に立ち向かっていた。
そんな折り、囚人を護送流の車がテロリストに襲われて大破、
一時的に彼らは女刑務所に収容されることになる。
女ばかりの収容所に放り込まれた野獣達は、看守を惨殺し
遂には女囚達にも手をあげた。
最初は囚人に協力していた女達も、彼らに蹂躙され続けた怒りを
爆発させ、武器を手に猛然と反撃に出た!
出演者はジェムサーの旦那様ことG・ティンティ、「呪われた修道院」の
フランカ・ストッピ、「人喰族」「真夜中の狂気」のロレーヌ・ド・セールなど、
82年の同監督作品「謎のプリズナー」と顔ぶれがダブりすぎ。
恐らくはまとめ撮りか?「地獄の門」のカルロ・デ・メイヨも出演。
脚本に「人喰地獄:ゾンビ復活」のクラウディオ・フラガッソが
クレジットされている。
「Le
Dechainement pervers de Manuela」(1983)
aka:
Emanuelle's Perverse Outburst
:Unleashed Perversions of Emanuelle
●ジェムサーはマヌエラ(エマニュエル)役。
「世紀末戦士アトー2/大魔王ゾフの牙城(V)」(1983)
Ator l'invincibile
aka: The Blade Master(米題)
イタリア映画/カラー・93分
/日本劇場未公開(ビデオ発売:東北新社)
監督・脚本:デヴィッド・ヒルズ[アリスティーデ・マサチェッシ]
製作:アレックス・サスマン
撮影:ダン・ウィンターズ
音楽:パオロ・ルスティケリ
出演:マイルズ・オキーフ/リサ・フォースター/デビッド・ケイン
●J・ダマート監督のヒロイック・ファンタジー第2弾。
前作の主役マイルス・オキーフの新たなアドベンチャーを描く。
日本版ビデオはアメリカ配給(ニューライン・シネマ)経由のテープ。
ジェムサーは回想フッテージ(役名が変ってるような気も)でチラっと登場。
モンゴル系?悪漢ゾフには怪優デビッド・ケイン(「カリギュラ2」)を配役。
手下にもサムライみたいなのが出て来て、もろアジアン・テイスト。

話の展開は(アジア路線ゆえ?)妙な精神哲学論入りまくり。
しかし描写面ではどうみてもハングライダーな飛び道具(文字通り)や、
安いハリボテ大蛇(当社比。左下は食われたガイコツ)が続出でハチャメチャ。
ヒロイン(下)はちょっと可愛いいのにねぇ・・・残念。

「世紀末戦士アトー/炎の聖剣(V)」(1983)
Ator l'invincibile
aka: Ator
: Ator, l'aquila battante (イタリア別題)
: Ator, the Fighting Eagle
イタリア映画/カラー・90分
日本劇場未公開/ビデオ発売
監督・脚本:デヴィッド・ヒルズ[アリスティーデ・マサチェッシ]
製作:アレックス・サスマン
撮影:ジョー・ダマト[アリスティーデ・マサチェッシ]
音楽:カルロ・マリア・コルディオ
出演:マイルズ・オキーフ/サブリナ・シアーニ/エドマンド・パルダム/
リッツァ・ブラウン/ラウラ・ジェムサー/ウォーレン・ヒルマン/
ダカール/オリヴィア・グッズ/ナット・ウィリアムズ
●J・ダマートが監督したヒロイック・ファンタジー。
主演はマッチョな「ターザン」役者マイルス・オキーフと、
プラチナブロンドがまぶしい裸の女王サブリナ・シアーニ。
話は節操のないパクリと珍アイデア満載で大笑い。
子熊が主人公の家来になる辺りは「ミラクルマスター」?
「クリスマスまで開けないで」のE・パルダムを始め、出演者は豪華。
音楽はカルロ・マリア・コルディーオ。

珍らしくファンタジー物っぽいラブシーン(左)と、物欲アマゾネス戦士S・シアーニ。
ジェムサーは魔女役。素顔がバレると逆ギレ(右下)。呪われよ(女の本音)!

E・パルダムは謎の師匠(左下)、タランチュラ命の
悪者ボス・蜘蛛王(右)に「サンゲリア」で使用人だったダカール。


イタリアンホラーの伝統、巨大クモの巣も登場。
クライマックスではジャイアント・スパイダーも出るよん。
「核戦士シャノン(V)」(1983)
Endgame
aka: Endgame, gioco finale

イタリア映画/カラー・93分
/日本劇場未公開/ビデオ発売
監督:スティーヴ・ベンソン[アリスティーデ・マサチェッシ/ミケーレ・ソアヴィ?]
脚本:アレックス・カーヴァー
撮影:フェデリコ・スロニスコ
音楽:カルロ・マリア・コルディオ
出演:アル・クライヴァー/モイラ・チェン/ジョージ・イーストマン/
アル・ヤマノウチ/ガス・ストーン/マリオ・ペドーネ/ジャック・デイヴィス/
ゴードン・ミッチェル/ナット・ウィリアムズ/クリストファー・ウォルシュ/
フランク・ウクマール/ボビー・ローデス/アル・ウォーターマン
●J・ダマートが監督したポスト・アトミック・アクション。
第三次大戦によって放射能にまみれた近未来。
人々の娯楽は完全武装した戦士たちの繰り広げる殺人ゲーム。
ある日、戦士の一人シャノンは、危ないところを美女リリスに救けられる。
テレパシーの超能力を持つ彼女を抹殺しようとする政府を敵に回し、
シャノンは、彼女とその仲間を国外に逃がそうとするが・・・。

ジェムサーはリリス役。主演のシャノンには「サンゲリア」の船長A・クレイヴァー。
どういう訳だか、この映画は海外ではやたらと評判が良い。
(ゴア場面が多い為らしいが、実際見てみるとそうでもなかった)
監督クレジットはスティーヴ・ベンソンになっているが、
この作品は当時ダマートと師弟関係にあったM・ソアヴィとの共同演出らしい。
他にもダマート、ソアヴィと交流の深いジョージ・イーストマン、
イタリアン・アクションの顔、アル(ハルヒコ)・ヤマノウチ、
ベテラン俳優、ゴードン・ミッチェル、「デモンズ」シリーズの黒人兄ちゃんで
知られるボビー・ローデスらがクレジットされ、安い画面を賑わしている。
「カムバック(V)」(1983)
Love Is Forever
aka: Comeback
: Passion and Valor
アメリカ映画/カラー・150分/日本劇場未公開/TV放映/ビデオ未発売
監督・製作・脚本:ホール・バートレット
撮影:アンドリュー・ラズロ
音楽:クラウス・ドルディンガー
主題歌:ローラ・ブラニガン
出演:マイケル・ランドン/モイラ・チェン/
プリシラ・プレスリー/ユルゲン・プロフノウ/
エドワード・ウッドワード/デヴィッド・レナード/
キャシー・バートレット/ガブリエル・ティンティ/
●恐れ多くも?「青春の光と影」(69)、「かもめのジョナサン」(73)で
知られるアメリカ人監督、ホール・バートレットの作品。
ジェムサーはポルノ女優としての経歴を隠すべくモイラ・チェン名義での出演。
役名はケオ・シリソモフォーン(何じゃそりゃ?)。
TV放映時のデータでは150分もある長尺物で、
ラオスで軟禁状隊となったフィアンセを救うべく奔走する青年の物語らしい。
主演はマイケル・ランドン。共演者のプリシラ・プレスリー、
ユルゲン・プロフノウに混じってガブリエレ・ティンティの名前も見える。
主題歌はローラ・ブラニガン!!
「サバイバル・ジャングル/失われた黄金(V)」(1982)
Horror Safari
aka: Invaders of the Lost Gold

イタリア映画/カラー・88分/日本劇場未公開/ビデオ(ヴェストロン)
監督:アラン・バーキンショー
製作:ディック・ランドール
原案:ディック・ランドール/ビル・ジェームズ
脚本:アラン・バーキンショー/ビル・ジェームズ
撮影:ロベルト・フォージェス・ダヴァンザーティ
音楽:フランチェスコ・デ・マージ
出演:スチュアート・ホイットマン/エドマンド・パルダム/ハロルド坂田/
ラウラ・ジェムサー/ウディ・ストロード/グリニス・バーバー
●監督のアラン・バーキンショーはこの作品の後、
アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」を超安く映画化した
「サファリ殺人事件」や、同じく安物ポー映画2本「アッシャー家の崩壊」
と「赤死病の仮面」(以上全て89年!)と大活躍!!
主演はS・サランドラ・ホイットマンとイギリスの変態俳優E・パルダム。
共演に何と「007」のハロルド坂田!!キャストは凄い!
ジェムサーが演じるのはホイットマンの元彼女・マリア役。

冒頭からこんなトンデモ場面が続出。
第二次世界大戦末期にフィリピンのジャングルの奥地に日本軍が隠した
莫大な黄金。それから36年後、謎の男レックス・ラーソンの手によって
財宝を探し出すために探検隊が結成される。
メンバーは探検隊のパトロンである大富豪ジェファーソンとその娘、
ジャングル探検のエキスパートのマーク・フォレスト(ホイットマン)、
そして今や36年前の唯一の生き残りとなった日本軍将校ら10人あまり。
前人未踏のジャングルを進むうち、あちこちに張り巡らされた罠や
毒蛇、猛獣の攻撃により次々に犠牲者が出る(ジェムサーは素っ裸で泳ぐうち、
劇中の登場人物たちさえ分からない原因で急死:涙)。人々の思惑が交錯するなか、
死闘の末に黄金を手にするのは果たして誰か!?


ジェムサーは結構キレイに撮られててイイ感じ。
・・・が、水泳中に突如、謎の溺死。プカプカ浮かぶ死体が哀れ(右下)。
日本版はヴェストロン経由のマスターで、ポニーキャニオンから
リリースされている。しかしどうにも妙な編集で、もしかしたらカット版かも。
「バトルコマンド:裏切りの七人(V)」(1982)
Dolce belva
aka: The Dirty Seven
: Emanuelle, Queen of the Desert (アメリカ、ビデオの別題)

イタリア映画/カラー・93分/日本劇場未公開/ビデオ(ヴェストロン)
監督:ブルーノ・フォンタナ
出演:ラウラ・ジェムサー/アンジェロ・インファンティ
●どんな困難な指令でも確実に遂行する7人のコマンド戦隊。
彼らに命じられた新たな作戦は要人を暗殺すること。
目的を達成する為には手段を選ばない殺人戦隊だが、
今回は思わぬ抵抗や裏切りに合い、辛くもジャングルへ逃げ込む。
そこに現れたのは不思議な娘シーラ(ジェムサー)。隊員達にとって
女神に思えた彼女は、やがて彼らを地獄の底に引き込むことになる・・・。

ミステリアスに微笑むジェムサー。ハマリ役!
アメリカのビデオ別題には絶句。まぁジェムサーの売りと言えば
ブラック・エマニュエルだし、そう謳えば商売になるのかもしれないけど。
主演はアンジェロ・インファンティとガブリエレ・ティンティ。
監督・脚本はブルーノ・フォンタナ(ロジャー・フォンティン)。
撮影にニーノ・セレステ、音楽はヘボ映画専門のパオロ・ルスティチェリ。

隊員のボンノーを煽るCocco風ジェムサー(左)。銃も似合っててカッコイイ。
G・ティンティ(ダンナ)のもっともらしいお説教に、鬼ジェムサーの目に涙が・・・。

中身はヘボ映画だけど、クールなジェムサーを見るにはうってつけ!
良くワゴンで投げ売りされてるのでファンなら即買いをオススメ。
「謎のプリズナー“♀”/女囚No1369(V)」(1982)
Violenza in un carcere femminile
aka: Caged Women
: Chicks in Chains
: Emanuelle Reports from a Women's Prison
: Emanuelle reportage da un carcere femminile (イタリアタイトル)
: Emmanuelle in Hell
: Violence in a Womans Prison
: Women's Penitentiary 4

イタリア映画/カラー・100分/日本劇場未公開/ビデオ発売
監督:ヴィンセント・ドーン[ブルーノ・マッティ]
脚本:パルマンブロジオ・モルテーニ
撮影:ルイジ・チッカレーゼ
出演:ラウラ・ジェムサー/ガブリエル・ティンティ/
ロレーヌ・ド・セル/ラウル・キャブレラ/
ウルスラ・フロレス/マリア・ロマノ/フランカ・ストッピ
●「死霊の魔靴」で有名なビンセント・ドーンこと、
B・マッティが監督した女囚物。
ジェムサーはラウラ(エマニュエル)役。
共演者はわりと豪華で旦那のガブリエル・ティンティを始め
「人喰族」「真夜中の狂気」「猛獣大脱走」の何でも屋フランス女優
ロレーヌ・ド・セール、同じくマッティの「呪われた修道院」(80)に出ていた
フランカ・ストッピら。それ以外の出演者はラウル・キャブレラ、
ウルスラ・フロレス、マリア・ロマノなど。

なんかジェムサーが大変なコトに
なっちゃってるギリシャ版スリーヴ。
「カリギュラ2」(1981)
Caligola: La storia mai raccontata
aka: Caligula II: The Untold
Story

イタリア映画/カラー・100分/日本公開82年10月(配給:松竹=富士)
監督・製作:デヴィッド・ヒルズ[アリスティーデ・マサチェッシ]
製作総指揮:アレクサンダー・サスマン
脚本:リチャード・フランクス/ヴィクトリア・J・ニュートン
撮影:フェデリコ・スロニスコ
音楽:カルロ・マリア・コルディオ
出演:デヴィッド・ケイン・ホートン[デヴィッド・ブランドン]/
ラウラ・ジェムサー/ファビオラ・トレド/ジョアン・マッコイ/
オリヴァー・フィンチ/チャールズ・ボロメル/
サッシャ・ダルク/ガブリエル・ティンティ
●J・ダマートが監督したエロティックかつ悪趣味な歴史物。
ジェムサーは「アクエリアス」のD・ブランドン扮する
悪名高い皇帝カリギュラを惑わせる神秘的な美女ミリアム役。
冒頭から詩人役のM・ソアヴィが生きたまま舌をチョン切られたり、
G・ティンティが尻の穴から槍を突き通されて悶死したりとグロ度も上々。
カリギュラに陵辱されて自殺してしまう美少女に「デモンズ」、
「暗闇の殺意」のスペイン女優ファビオラ・トレード(似合わねぇ〜)。
ジェムサーも交え、延々10分以上続く乱交シーン、そしてダマートお得意の
馬の××を扱いてみせる変なシーンも登場。
胸くそ悪くなりたい気分の日には自信を持ってオススメの1本。
カルロ・マリア・コルディーオの音楽も聴きもの。
「ラブ・キャンプ/情欲人民寺院の淫業(V)」(1981)
Die Todesgottin des Liebescamps
aka: Love Camp / Love Cult
: Divine Emmanuelle
西ドイツ映画/カラー・100分/日本劇場未公開/ビデオ(FUNAI)
監督・脚本・音楽・出演:クリスチャン・アンダース
撮影: ヴァシリス・クリストモグロウ
出演:ラウラ・ジェムサー/ガブリエル・ティンティ/
シモーネ・ブラーマン/サッシャ・ボリセンコ
●ジェムサーはセックス・カルト教団の巫女役。
なんか、この辺のジェムサーは妙に神懸かり状態。
ビデオ・スリーヴのデザインはかなり凄いんだけど、実際の中身は・・・。
クレジットを見ると、西ドイツのクリスチャン・アンダースのワンマン映画だが、
これは「エマニュエル・その愛いばらの日々」のイリア・ミロネイコの変名。
この映画ではドリアンという役で俳優も兼任。共演にG・ティンティ。
「アマゾンの腹裂き族」「シスター・インモラル」で共演したモニカ・ザンチも出てるとか。
日本版ビデオはFUNAIの<ファンタスティック>レーベルから出ている。

ウィー・アー・オール・ロスト(こんな頁を読んでる時点で・・・笑)。
右は一度はくぐってみたくなるキュートなラブキャンプの入場口。
ジェムサーはわがまま放題の女王さま(たまにはイイよね)。

「Brigade
criminelle 」(1980)
aka: Prostitution International
●謎のアクション映画。ジェムサーはタッズィ役。
「L'Ossessione
che uccide」(1980)
aka: Delirium
: Fear
: Murder Obsession
: Paura
: Satans Altar
: Unconscious
●リカルド・フレーダが監督した奇妙な味わいのホラー映画。
ジェムサーは途中で殺される女優、ベリル役。
主演はルッジェロ・デオダートの愛妻(現在は離婚?)
シルヴィア・ディオニッシーオ。一見清純派っぽいが
ヌードや血みどろも全然平気という頼もしい彼女が実にイイ感じで
使われている。その他に「幻想殺人」「夢魔」のA・ストリンドベルグ、
「血塗られた墓標」のジョン・リチャードソン(中年でシオシオ状態)、
ホラー・クイーン、マルティーヌ・ブロンチャードらも顔を揃えた豪華版。
「Porno
Esotic Love」(1980)
aka:Sexy Erotic
Love
●ジェムサーはエヴァ役。
「Laura's Desires
」(1979)
●ジェムサーはラウラ役。
「武士道ブレード(V)」(1979)
The Bushido Blade
aka:The Bloody Bushido Blade

日本=アメリカ=イギリス合作/カラー・103分/日本劇場未公開/ビデオ発売
監督:トム・コタニ
製作:アーサー・ランキン・Jr
脚本:ウィリアム・オーヴァーガード
撮影:ジョージ・ウエダ
音楽:モーリー・ローズ
出演:リチャード・ブーン/千葉真一/三船敏郎/丹波哲郎/
ジェームズ・アール・ジョーンズ/マコ/ラウラ・ジェムサー
●「極底探検船ポーラーボーラ」(76)、TVムービーの
「バミューダの謎/魔の三角水域に棲む巨大モンスター!」(78)で
知られるトム・コタニこと小谷承靖監督の異色作。
日本からは千葉真一、三船敏郎、丹波哲郎と世界的なスターを揃え、
共演者にもジェームズ・アール・ジョーンズやマコら、個性派を配しているが
出演者のジェムサー曰く映画の仕上がりは<ただのゴミ>とのこと。
彼女が演じるのは日本人娘役。下手くそなチャンバラも披露するとか。
「エマニュエル・その愛
いばらの日々(V)」(1979)
Emanuelle, Queen of Sados
aka: Emanuelle the Seductress
(TVのカット版タイトル)
: Emmanuelle Queen Bitch
: Emmanuelle's Daughter (カット版タイトル)
: Secretes erotiques d'Emmanuelle
西ドイツ映画/カラー・90分/日本劇場未公開/ビデオ(FUNAI)
監督・脚本:イリア・ミロネイコ
撮影:ヴァシリス・クリストモグロウ
音楽:ジョヴァンニ・ウル
出演:ラウラ・ジェムサー/ガブリエル・ティンティ/ナディア・ネリ/
ゴードン・ミッチェル/リヴィア・ルッサ/ハリス・スティーヴンス
●ジェムサーはエマニュエル・ブリンデージ役。往年のスター俳優、
ゴードン・ミッチェル、G・ティンティ共演。西ドイツ映画。
監督のイリア・ミロネイコは「ナタリー/官能のウォーター・エンジェル」(81)、
「ティファニー/熱い肌の妖精」(84)など、エロティック物専門のようす。
美貌の人妻エマニュエルは、毎晩続く夫の執拗なアブノーマルな責め苦に
耐えられなくなっていた。夫の行為はエスカレートし、遂には彼女の
娘の知るところとなった。エマニュエルは夫を殺害する計画を立て、
殺し屋を雇うが、その男は報酬として金品の他にエマニュエルの肉体を要求。
彼女が応じると、殺害依頼をネタに脅迫を始める。
やがてエマニュエルの娘までもが再び殺し屋の野蛮なSEXの生贄になったとき、
エマニュエルの命がけの復讐が始まるのだった。
日本版ビデオはFUNAIの<ファンタスティック>レーベルから出ている。
「Malizia
erotica 」(1979)
aka: El Periscopio
...And Give Us Our Daily Sex(UKビデオ題)
「Collection
Privee」(1979)
aka:Private Collections
●「インモラル物語」のワレリアン・ボロウツィク、
「エマニエル夫人」のジュスト・ジェンカン、
そして日本から異才・寺山修司が参加した性の素描集。
ジェムサーが登場するのはジャンカンが演出する第一話「妖精の島」。
ヨットで航海中の男が波にさらわれて漂流。
漂着した島で美しい4人の女に出会う。
男は女たちと官能の時を過ごすが、彼は美女たちの餌に・・・?
主演はロベール・ブランシュ、ジェムサーは地上の楽園である
南海の孤島に住む女王を演じた。共演にカトリーヌ・ギャドゥ、
マルペッサ・ドーン、エドウィージュ・ダフィ
ら。
因みに寺山作品(第2話)を挟んで、3作目はモーバッサンの短編を
翻訳したボロウツィクの「タンス」。人生に疲れたパリジャンが
一夜の慰めでコーラスガールを買う。彼女の侘しいアパートで
愛し合った後、彼女が客を取る為に自分の子供を箪笥に
閉じ込めていたことに気づく物語。こちらの主演は
イヴ・マリーとマリー・カトリーヌ・コンティ。
「Exit
7」(1979)
●スチュワーデス役。
「La
Mujer de la tierra caliente」(1979)
aka: La Donna della calda terra
: Woman From the Torrid Land
: Fury (米ビデオ題)
●タイトルロールの「女」役。
「ゾンビ99(V)」(1979)
Le Notti erotiche dei morti viventi
aka: Erotic(Sexy) Nights of
the Living Dead
イタリア映画/カラー・90分/日本劇場未公開/ビデオ(カムテック)
監督・脚本:ジョー・ダマト[アリスティーデ・マサチェッシ]
撮影:エンリコ・ビリビッキ
特殊メイク:マッシモ・カミレッティ
マリア・グラツィア・マッツォリーニ
音楽:プルート・ケネディ[マルチェロ・ジョンビーニ]
出演:ラウラ・ジェムサー/ジョージ・イーストマン/
ダース・フナリ/マーク・シャノン
●ジョー・ダマートが監督したゾンビ映画。エマニュエル・シリーズの
番外編とも言われているが、キャラクターに直接の関係はない。
「猟奇!食人鬼の島」で食人鬼を演じたジョージ・イーストマン
(ルイジ・モンテフィオーリ)が、不吉な島と噂される孤島を買い取った
金持ち男に道案内を頼まれ、売春婦(ダース・フナリ)を乗せて問題の島に船出。
しかし、そこは謎の美女(ジェムサー)と、奇妙な老人、
そしてボロ布をまとったゾンビ達が潜むおぞましい地獄世界だった。
金持ち男はジェムサーに性器を喰い千切られたうえ、ゾンビの餌食となり
イーストマンと売春婦はお守りを手に、命からがらゾンビから逃げ切る。
救出に来たヘリの爆音を聞きながら、浜辺で狂ったようにセックスする2人。
だが、全ては精神病院に収容されたイーストマンの幻想だった・・・。
ダマートの撮ったエロチック描写満載のゾンビ映画として、知る人ぞ知る
コアな作品だったが、カムテックさんのご助力によって日本でも晴れてビデオ化。
良識ある多くのゾンビファンからブーイングを浴びたようだが、
素晴らしくクリアな画質、そしてワイド画面の英語マスターでの発売は
もう世界的な快挙!これでボカシさえなければ海外マニアも含めて
ビデオは狂ったように売れたはず。まぁ、その辺は仕方ないですけどね〜。
死ぬほど安いマルチェロ・ジョンビーニ(ブルート・ケネディ名義:
「猟奇!食人鬼の島」「バージン・エクソシスト」)シンセ音楽も、
久々にファンの渇望をいやす仕上がり。必見!
「Voglia
di donna 」(1978)
「Emanuelle
e le pornonotti 」(1978)
aka: Emanuelle e le pornonotti
nel mondo
: Emmanuelle the Seductress
: Sexy Night Report
●ジェムサーはエマニュエルとして案内役を担当。
「L'Infermiera
di campagna」
(1978)
aka: Country Nurse
: Emanuelle In the Country
●ジェムサーは女医?役名はセリーナ・アンセルミ。
「シスター・インモラル:背徳の賛美歌(V)」(1978)
Suor Emanuelle
aka: Sister Emanuelle
イタリア映画/カラー・95分/日本劇場未公開/ビデオ(徳間)
監督:ジョゼフ・ウォーレン[ジュゼッペ・ヴァリ]
脚本:マリノ・オノラーティ
撮影:グリエルモ・マンコーリ
音楽:ステルヴィオ・チプリアーニ
出演:
ラウラ・ジェムサー/モニカ・ザンチ/パトリツィア・サッキ/
ガブリエル・ティンティ/ヴィンジャ・ロカテッリ/リク・バッタリア

尼になっても下着にはこだわるジェムサー。
●昔の淫業を悔い改めて尼さんとなったエマニエル=ジェムサー。
そんな修道女たちが教鞭を取る女子学園へおテンバ娘(モニカ・ザンチ!)が
転入することになり、性の方にも開けっぴろげな彼女は
移動中の電車の中で早速知り合った男とセックス三昧。
学園に到着後も同室のマジメ娘を誘惑してレズの虜にし、
逃亡中の犯罪者(G・テンティ)を学園に匿ってセックスに明け暮れる。
改心したはずのエマニュエルもザンチのお楽しみぶりに感化されて、
昔の悪癖がぶり返しティンティとエッチしまくる。

ジェムサー&ザンチは名コンビだよねぇー。
すっかり味をしめたエマニュエルは修道着を脱ぎ捨て、
黒いドレスに身を包むと、唖然とする尼さん一同を残して
修道院をあとにする(下写真)。残酷シーンはないが、
ジェムサーの魅力満載で一見の価値あり。
監督は93年の10月1日に死去したジュセッペ・ヴァリ
(アル・ピサーニ)。この映画ではジョゼフ・ウォーレン名義。

「Emanuelle
- perche violenza alle donne?」
(1977)
aka: Emanuelle Around the World
: Emanuelle Versus Violence to Women
: The Degradation of Emanuelle
●ジェムサーはエマニュエル役。
「猟奇変態地獄(アマゾンの腹裂き族(V))」(1977)
Emanuelle e gli ultimi cannibali
aka: Emanuelle and the Last
Cannibals
: Emanuelle's Amazon Adventure
: Trap Them and Kill Them

イタリア映画/カラー・94分/日本劇場公開1981年2月(配給:ミリオン)
監督・原案・脚本・撮影:ジョー・ダマト[アリステッド・マサセッシ]
製作:ファブリッツィオ・デ・アンジェリス
脚本:ロマノ・スカンダリアト
音楽:ニコ・フィデンコ(指揮:G・デロルソ)
出演:ラウラ・ジェムサー/ガブリエル・ティンティ/ドナルド・オブライエン/
スーザン・スコット[ニエヴェス・ナヴァーロ]/パーシー・ホーガン/
モニカ・ザンチ/アンナマリー・クレメンティ/アル・ヤマノウチ
●ダマートが監督した黒いエマニュエル・シリーズの最終作。
究極の快楽と愛を求める女記者エマニュエル(ジェムサー)が
スナッフ・フィルムを経て辿り着いたのが<食人族>ってところが
ちょっと皮肉っぽくて面白い。
脚本に「欲情の血族」のロマノ・スカンダリアートがクレジットされている。
映画の元になったのはジェニファー・オサリバンなる
女性ジャーナリストの手記らしいが、実際には何の確証もない。
(というか、こんな事マジでしている記者がいたらコワイ)
エマニュエルが精神病院をリポート中、アマゾンで保護された
野生少女がレズろうとした看護婦の乳房を噛み千切る騒ぎが発生。
興味を持ったエマニュエルは人類学者(G・ティンティ)を伴って
ジャングルに乗り込む。そこにダイヤを探す探検家(Dr.ブッチャーこと
D・オブライエン)と、その淫乱妻(スペイン出身のジャッロ女優、
S・スコット)、尼さん(A・M・クレメンティ)、
人類学者と知り合いの教授の孫娘(M・ザンチ)が絡んでくる。
物語への貢献度が低い順に尼さん、淫乱妻、探検家が食人族の
餌食になり、あわや孫娘が生贄に捧げられそうになった瞬間、
川の女神に扮したエマニュエルが人類学者と協力して彼女を助ける。
食人族から逃れた3人はボートの上で遠い眼をして語り合う。
「みんな私の好奇心のせいで命を落としたのね」とエマニュエルが言うと、
「いや、誰のせいでもないさ。」とティンテイが呟く。うーん、なんたる無情感。
そこにニコ・フィデンコのノリノリ主題歌が被さって終わる。
イイ加減ぶりがこんなに格好良く決まった映画は後にも先にもこれ1本。
断言してもイイ、これは傑作ですぜ。
あ。あと、この映画は日本人俳優A・ヤマノウチ氏のデビュー作でもあるようだ。
「Notti
porno nel mondo 」(1977)
aka:
Emanuelle and the Porno Nights
: Mondo Erotica / Mondo Erotico
●性風俗を追いながら、エッチ映画を紹介するドキュメントもの。
「Velluto
nero 」(1977)
aka: Black Emmanuelle, White
Emmanuelle
: Black Velvet
: Emanuelle in Egypt (米版、検閲済み)
: Naked Paradise
: Smooth Velvet, Raw Silk
●ジェムサーはラウラ・ロジャース役。共演は愛の妖精アニー・ベル。
「La Via della prostituzione」
(1977)
aka: Emanuelle and the Girls of
Madame Claude
: Emanuelle and the White Slave Trade
●ジャーナリストのエマニュエル(ジェムサー)と、彼女の友人スーザン
(エリ・ガレアニ)は、イタリア人マフィアのジョルジョ・リヴェッティと
彼のビジネス・パートナーであるアウロザンニ王子(G・ティンティ!)から
ケニヤの撮影旅行に誘われる。NYに戻ったエマニュエルはアフリカで
耳にした白人奴隷売買をリポートする為、信頼できる男フランシスと組んで
売春婦としてサンディエゴにあるマダム・クロードの娼館に乗り込む。
秘密を探るうち、正体がバレてロボトミー手術を施されそうになる
エマニュエルだが、スウェーデン行きの船に飛び乗って何とか窮地を
脱出するのだった。まさに世界を股に掛けたエマニュエルの大冒険記。
監督はジョー・ダマート。音楽はニコ・フィデンコの黄金コンビ。
「笑う大捜査線」(1976)
I Due superpiedi quasi piatti
aka: Crime Busters (米題)
: Two Supercops
イタリア映画/カラー・92分/日本公開1979年3月(配給:コロムビア)
監督・脚本:E・B・クラッチャー[エンツォ・バルボーニ]
製作:ヴィットリオ・ガリアーノ
撮影:クラウディオ・チリロ
音楽:グイド&マウリツィオ・デ・アンジェリス
出演:テレンス・ヒル[マリオ・ジロッティ]/バッド・スペンサー/
ラウラ・ジェムサー/ルチアーノ・カテナッチ/エディ・ビアゲッティ/
ルイジ・カセラート/デヴィッド・ハドルストン/ルチアーノ・ロッシ
●傑作西部劇コメディ「風来坊/花と夕日とライフルと…」の
テレンス・ヒルと、「4匹の蠅」のバッド・スペンサーが
成り行きで警官を装うハメになってしまった二人組に扮し
目茶苦茶な方法で犯罪組織を壊滅させる痛快アクションシリーズの一作。
陽光降りそそぐマイアミ。口の立つ調子の良いハンサム・ガイ
マット・カービー(ヒル)と、ハンバーガーさえあればご機嫌の
ヒゲ面太っちょウィルバー(スペンサー)は、特に共通点はないが
押しつけがましい事と、曲がった事が大嫌い。
今日もこの地域を仕切っているシンジケートのボスや仲間を相手に
大立ち回りを演じてしまった。
それが縁で意気投合した2人は、所持金も乏しくなったので
スーパーマーケットの従業員の給与強盗を計画。
しかし事務所に押し入ったら、そこはなんと警察署!
行きがかり上、新人警官募集の希望者と見なされてしまった2人は
警察訓練学校を経て、遂に警官になってしまった。幸か不幸か
6ヶ月は退職不可という状況の下、腕っ節の強い凹凸コンビの
巻き起こす大騒動が始まる。
監督はジュリアーノ・ジェンマ、バッド・スペンサーと良く組んでいた
「笑激のダブル・トラブル」のE・B・クラッチャー(エンツオ・バボーニ)、
音楽にグイド&マウリッツィオ・デ・アンジェリス。
ジェムサーはテレンス・ヒルが惚れてしまう可愛い中国娘、
スージー・リーの役。しかし実際に出てくるのは映画が始まった30分後(泣)。
伊オリジナル版は115分。日本版はワーナー経由の110分版。
わりと可愛く撮れているジェムサー。
ファンになっちゃいそう?
「エマニエル・イン・アメリカ(未)」(1976)
Emanuelle in America
aka: Brutal Nights

●乳房切断!顔面鈎針引き裂き!
伊映画界特殊メイクの鬼、ジャネット・デ・ロッシが担当した
凄まじいスナッフ・フィルムのせいで、一部のゴア映画ファンにも
人気が高いエマニュエル・シリーズの1本。
しかしスナッフ映画は味付け程度に使われているだけで
基本的には奔放な愛を求めるエマニュエルと、彼女を取り巻く
人々の倒錯的なセックスを主題にした内容。
血みどろを期待する向きにはやや物足りない仕上がりかも。
今回もジャーナリストであるエマニュエルのテーマは様々な形の性。
ヌード・フォトのモデルとなった自分のGFが「汚された」と、
逆上してエマニュエルを殺そうとする青年をフェラチオで撃退する
オープニングから良い意味でイージーなダマート節が全開。
その後、カリフォルニアで金持ちのSEXパーティーに潜入した
エマニュエルは、全裸で金髪美女達とプールで戯れたり、
一大乱交パーティーに参加したり(ケーキの中からクリームを
塗りたくった美女が登場!)馬の××をしごくお姉さんを
見てショックを受けたりする(何ともサービス過剰な展開!)。
この映画ではエマニュエルが多種多様な特殊プレイを文字通り
<覗き見る>趣向で話が展開し、一番最後にセックスを盛り上げる
究極のオカズとしてスナッフ・フィルムが登場してくる構成。
ロジャー・ブラウン扮する変態男セナトーレから
8ミリのアングラ映像を見せられたエマニュエルは、
幻覚剤の作用もあって、ブッ飛んだ幻想で殺人フィルムの撮影現場を
見てしまう。ナイフで乳首を切断される女、血みどろの肉片・・・。
スナッフ映画の証拠写真を新聞社に持ち込んだエマニュエルだが、
担当者からは政治的な圧力をかけられると困ると言われ、
記事は全て不採用になってしまう。嫌気が差した彼女はBFと共に
南国の楽園にバカンスに出かけるが・・・。
ラストで楽園に見えた未開の地が、実は映画のセットだったと分かる
皮肉かつ秀逸なオチ、様々な趣向を凝らしたエマニュエルの
ファック・シーン(特にオーケストラとのカッティングは見物)を含め
シリーズの中でも特に見応えのある作品。オススメです!
(ヌルいスナッフ場面を売りにした数多の作品はこれを見習うべき)
共演者は毎度お馴染みG・ティンティ(本作の撮影中に、
NYでジェムサーとゴールイン!)の他、ポルノ映画の巨星で
「食人帝国」にも出ていたパオラ・セナトーレ(後に麻薬中毒で
映画界から消える)がラウラという役で登場するのに注目。
「エマニエル・オリエント・ルポルタージュ(未)」(1976)
Emanuelle nera orient reportage
aka: Black Emmanuelle Goes East
: Black Emmanuelle in Bangkok
: Emanuelle Goes East
: Emmanuelle in Bangkok

●ジョー・ダマート(監督・撮影)+ニコ・フィデンコ(音楽)で送る
異国の地、タイにロケしたエマニュエル映画。
ジャーナリストのエマニュエル(ジェムサー)は建築家のロベルト
(G・ティンティ)に連れられてタイにやって来る。バンコクに着いた彼女は
新しいセックスの洗礼を受け、ロベルトと彼の婚約者であるジャネットを交え
乱交プレイを楽しんだり、ギャングにレイプされたりする。
海外の批評では、魅惑的なロケーションを背景にしているが、
ダマートが監督したシリーズ中、最も出来が悪い作品だとか。
共演者は「ラスト・エマニュエル」に引き続き美女エリ・ガレアニ、
「食人帝国」「ザ・ショック」のイヴァン・ラシモフ、「愛のエマニュエル」の
ヴェナンティーノ・ヴェナンティーニ、「血みどろの入江」のクリス・アヴラム、
「欲情の血族」「呪いの館」「地獄のシャイニング」等、ゴシック・ホラーの
常連中堅俳優、ジャコモ・ロッシ・スチュアートらが揃い、かなり豪華。
「ラスト・エマニュエル:異国の情事(V)」(1976)
Eva nera
aka: Black Cobra(輸出題)
/ Erotic Eva(米題) /
: Emmanuelle A Hong Kong(ベルギー題) /
: Emmanuelles Erotiske Hemmelighed(デンマーク題)/
: Musta Kobra(フィンランド題)/Voluptueuse
Laura(仏題)/
: Eva Nrgra(スペイン題)/ Hot Pants(米ビデオ題)/
: Emmanuelle Goes Japanese(米・カット版)
夢に出そうな怪奇ムードが漂う伊版ポスター(一部)
イタリア映画/カラー・95分/日本劇場未公開/ビデオ(HRSフナイ)
監督・脚本・撮影:ジョー・ダマト(アリスティーデ・マサセッシ)
編集:ブルーノ・マッティ
音楽:ピエロ・ウミリアーニ
出演:ラウラ・ジェムサー/ジャック・パランス/ガブリエル・ティンティ/
ミシェル・スターク/ジギー・ザンガー/グイド・マリオッティ
●香港を舞台にしたジョー・ダマートの監督作。
父親の死後、香港の豪邸に閉じこもり、珍種の毒蛇収集に熱中する
世界的大富豪ジューダス(J・パランス)。
兄とは反対に活動的な弟ジュールス(G・ティンティ)に連れられて
出かけたナイトクラブで、彼は毒蛇を片手にセクシーなダンスを披露する
美しい踊り子イバ(ゲムサー)のミステリアスな魅力に心惹かれる。
彼はイバを豪邸に招き、彼女に多額の小遣いを渡して関心をひこうとする。
だが、彼女はジューダスの愛には応えず、彼のGFや周囲の人間を誘惑し、
次々に肉体関係を結ぶ。更にブロンド美女ジェリーと出会ったイバは、
彼女と共にジューダスの留守宅で甘い週末を過ごそうとするが、
そこには何者かによって放たれた猛毒マンバがうごめいていた・・・。


観光地度100%なシーンと、
眉の描き方のせいか、ぽよーんとした印象のジェムサー(右)。
本作は、同じアジア(香港)を舞台にした本家「続・エマニエル夫人」でウケた
オリエンタル路線を押し進めた仕上り。ただエキゾチックな香港観光よりは、
ゲテモノ描写(生皮剥がれた蛇が炒め物にされ、それをデート中のジェムサーらが
ニコニコしながら食べる露天シーンや、マウスを蛇が食う餌付け場面など)が
目立つのはダマート演出作ならでは?毒蛇マニアの富豪(パランス)と、
嫉妬深い弟(ティンティ)、奔放な美女(ジェムサー)を取り巻くレズビアンたちと、
彼女らが集う酒場など、異常性愛ムードが濃厚なのも特徴。
更には恋人を殺した犯人に対するジェムサーの復讐と、
彼女が辿る暗い末路もファッショナブルポルノとは思えない不気味さ。
その辺のダークな感覚を、<マナマナおじさん>こと
ピエロ・ウミリアーニ担当の官能的な音楽が上手く盛り上げている。
邦題を見るとエマニエル・シリーズ風だが、実際の内容はシリーズとは無関連。
ただ、さすがは商売人ダマート、「愛のエマニエル(エマニエル・ネラ)」に対して、
イバ・ネラ(黒いイバ)という紛らわしいタイトルをつけて客呼びに専念している。
また、本作のフッテージは80年のダマート監督作「Porno
esotic Love」にも
流用されている。最後に(書くまでもないが)、主演のJ・パランスは西部劇の名優。
共演にG・ティンティ、エマニュエル・アルサン監督の
「卒業生」に出ていたミッシェル・スタークら。
「Emmanuelle on Taboo Island
」(1976)
aka: A Beach Called Desire
: La Spiaggia del desiderio (伊題)
: Taboo Island
●俗に「タブーの島のエマニュエル」として知られる作品。
カラカスでジャンキーの一団が殺し合いを展開、若い女が殺される。
ボートを使って修羅場を逃れたダニエル(パオロ・ジュスティ)は
操作を誤って海に転落し、気が付いたときには南国の島にいた。
そこで彼はハイディー(ゲムサー)とジュアン(ニコラ・パグオーネ)の
姉弟に会う。ダニエルは美しいハイディーと恋に落ちるが、
閉鎖的な島の風習に絶えきれず、彼女を置いて文明社会へ帰っていく。
「夢魔」のアーサー・ケネディがアントニオという役名で出演。
監督はエンゾ・ダンブロシーオ、音楽にマルチェロ・ジョンビーニ。
「Sexy
Moon 」(1976)
「Voto
di castita 」(1976)
aka: Girl in a Ceminary
●エッチな一家の元にやって来た新しいメイド(ジェムサー)が巻き起こす
ピンク騒動を描いた平凡なエロティック物。後に名コンビとなる監督
ジョー・ダマート[アリスティーデ・マサチェッシ]との初コラボ作品。
「さすらいの航海」(1976)
Voyage of the Damned
イギリス=スペイン合作/カラー・134分/日本公開77年8月(配給:ヘラルド)
監督:スチュアート・ローゼンバーグ
原作:ゴードン・トマス/マックス・モーガン=ウィッツ
脚本:スティーヴ・シェイガン/デヴィッド・バトラー
撮影:ビリー・ウィリアムズ
音楽:ラロ・シフリン
出演:フェイ・ダナウェイ/オスカー・ウェルナー/オーソン・ウェルズ/
マックス・フォン・シドー/ジェームズ・メイソン/マルコム・マクダウェル/
キャサリン・ロス/リン・フレデリック/リー・グラント/
ジュリー・ハリス/マリア・シェル//ホセ・ファーラー/
ジャネット・サズマン/ルーサー・アドラー/デンホルム・エリオット
なんか、いかにもな一枚。
●豪華キャスト共演で贈る大作映画。
ナチスの迫害を逃れ、大西洋を豪華客船でさ迷い続けるユダヤ人たちの
皮肉な運命と悲劇的な末路を綴る。
ジェムサーは何と、オーソン・ウェルズ氏の愛人役。
最近出たLDの裏ジャケにはウェルズの隣で
にこやかに微笑むジェムサーの写真が載っていた。
見た感じ、まだ後の貫禄は感じられない。
「愛のエマニュエル
(グッドバイ・エマニュエル:欲望に染まる褐色の肌(V))」(1975)
Emanuelle nera
aka: Black Emanuelle
: Emmanuelle in Africa
オランダじゃ、天下のワーナーからビデオが!
イタリア映画/カラー・90分
日本公開1976年4月(配給:富士)/ビデオ(徳間)
監督:アルベルト・トーマス(アルベルト・アルベルティーニ)
製作:マリオ・マリアーニ
脚本:ビット・アルベルティーニ/アンブロジオ・モルテーニ
撮影:カルロ・カルリーニ
音楽:ニコ・フィデンコ
出演:エマニエル(ラウラ・ジェムサー)/カリン・シューベルト/
アンジェロ・インファンティ/イザベル・マーシャル/
ドン・パウエル/ガブリエル・ティンティ/
ヴェナンチーノ・ヴェナンチーニ
●ジェムサーはエマニュエルというペンネームで記事を書いている
フォトジャーナリストのメアリー・ジョーダン役。徳間ジャパンから出ている
日本版ビデオ・ジャケットの彼女はまだ初々しい美女、という感じ。
様々な愛を実体験レポートするために、アフリカの奥地ケニアへ飛んだ
メアリーは、フリー・セックスを満喫し、更に新たなる刺激を求めて
世界各国へと飛び立っていく。この映画の大ヒットで続編が大量に生まれた。
その証拠にスウェーデンでもビデオが。
ジェムサーとレズる白人女性に「青ひげ(V)」「ソランジェ」の
ドイツ女優K・シューベルト(後に自殺未遂騒動を起こしたことでも有名)、
その夫に「バトルコマンド:裏切りの七人」のA・インファンティ。
他に「地獄の門」「人喰族」などの何でも屋俳優、V・ヴェナンティーニ
(なんとダリを意識した画家役!)らが顔を出している。
本作では後の旦那となるG・ティンティとの出会い(二人はローマの
製作オフィスで初めて会い、その後、撮影現場となったケニアで
愛を育んだとか。)があり、私生活でも実りの多い作品となった。
監督は撮影出身のアダルベルト・アルベルティーニ。
別名でアルベルト・トーマス、ビット・アルベルティーニともクレジットされる。
因みに同監督による本作の正当なる続編「BLACK
EMMANUELLE 2」には
ジェムサーは出演せず(ジョー・ダマートがかっさらった為)、
代わりにシャロン・レスリーなる女優が主役を務めた。
ニコ・フィデンコの音楽が渋谷系で再評価されたのも記憶に新しい。

エマニュエルとK・シューベルトに相手に愛を語るヴェナンティーノおじさん(左)
と女性誌の広告みたいな一枚(右)
「続・エマニエル夫人」(1975)
Emmanuelle 2
aka: Emmanuelle l'antivierge
: Emmanuelle's 7th Heaven
: Emmanuelle, the Queen
: Emmanuelle: The Joys of a Woman

フランス映画/カラー・91分/日本公開75年12月(配給:ヘラルド)
監督:フランシス・ジャコベッティ
製作:イヴ・ルッセ=ルアール
脚本:フランシス・ジャコベッティ
ロベール・エリア/ジェラール・ブラッシュ
撮影:ロベール・フレース
音楽:フランシス・レイ
出演:シルヴィア・クリステル/カトリーヌ・リヴェ/
ウンベルト・オルシーニ/カロライン・ローレンス/
フレデリック・ラガーシュ/ラウラ・ジェムサー
●シルヴィア・クリステルが主演し、ポルノ映画の常識を覆した
「エマニエル夫人」の続編。ジェムサーが演じるのは、
映画の後半で出てくるマッサージパーラーの従業員役。
クリステル扮するエマニエルと視線を絡ませる辺りの演出は、
本家とパチもん(言葉悪いですが)の対決みたいでナイス。
色気じゃ負けないわよーって感じ?
内容は改めて書くまでもないですが、エキゾチックな香港を舞台に
新たなるエマニエル夫人の性遍歴をファッショナブルに描くストーリー。
オープニングに有名なテーマ曲に載せて1作目のダイジェストが
収録されていて(日本劇場公開版だけ?)、そこだけは何回も見てます(笑)。
写真家でもあった監督のフランシス・ジャコペッティとは、
何度となく仕事をした仲で、それが本作への起用につながったとか。
「Amore
libero - Free Love 」(1974)
●セイシェル島で撮影されたエロティック映画。
「Lui」や「Playmen」といった欧州の男性向け雑誌で
モデルをしていたジェムサーのエージェントに、伊映画界の
製作者からコンタクトがあり、晴れて彼女の銀幕デビューとなった一本。
監督はルドヴィコ・パヴォーニ。
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↑おまけ (ヤベーよ・・・ジェムサー、マジ可愛い)